ミッション(使命) | 学習・教育・研究の支援。 |
パッション(熱意) | 使命と行動を支えるものが情熱である。自分にとっても達成感があり、顧客の満足にもつながる、 職員の熱意を束ねる進め方で職員の熱意を持続することが必要である。そのためには、顧客と従業員も納得できる使命と、行動計画が重要となる。 |
アクション(行動) | サービス資源である「資料」「施設・設備」「図書館員」の充実。 図書館員のステップアップは、人材育成という場面で全組織的にもメリットをもたらすため、迂遠なようで確実な 取り組みである。ステップアップの材料として、実現可能な部分から、サービス、資料、施設・設備の充実を実現していけばよい。 |
報活用支援のための図書館サービス | 図書館サービスでは、設置母体のミッションとのすり合わせが必要不可 欠で、図書館人としての立場とともに、組織人としての考え方も獲得できる。 |
情 報活用のためのホームページ作成 | ホームページ作成では、情報発信力、日本語力、プレゼンテーション力を高めるとともに、広い範 囲の顧客サービスの視点をも身につけることができる。 |
情報活用のためのパソコン基礎研修 | パソコン基礎研修は、すべての社会人に必須の技術である。情報技術に優れている図書館員は、パ ソコンのインストラクタも目指すことができる。 |
大学図書館におけるInternet活用事例 | DL講習会のレジュメとして |
生活の技術として
資料をさがす。本をよむ。整理をする。ファイルをつくる。かんがえる。発想を定着させる。それを発展させる。記録をつける。報告をかく。これらの知的作
業は、むかしなら、ほんの少数の、学者か文筆業者の仕事だった。いまでは、だれでもが、そういう仕事をしなければならない機会を無数にもっている。生活の
技術として、知的生産の技術をかんがえなければならない理由が、このへんにあるのである。(p.13)
情報時代のあたらしい教育
今日までのしつけや教育は、物質の時代にはうまく適合していたであろうが、あたらしい情報の時代には、不適当な点がすくなくないであろう。情報の生産、
処理、伝達について、基礎的な訓練を、小学校・中学校のころから、みっちりとしこんでおくべきである。ノートやカードのつけかた、整理法の理論と実際、事
務の処理法など、基本的なことは、ちいさいときからおしえたほうが、いいのではないか。(p.217-218)
ここにあげたさまざまな知的生産技術の教育は、おこなわれるとしたら、どういう科目でおこなわれるのであろうか。国語科の範囲ではあるまい。社会科でも
なく、もちろん家庭科でもない。わたしは、やがては「情報科」というような科目をつくって、総合的・集中的な教育をほどこすようになるのではないかとかん
がえている。(p.217-218)